Niigata Association of Radiological Technologists

季節のたより23

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 小正月の行事として昔は何処の村々でも行われていた賽の神、最近はトンと見られなくなりました。
 でも、今も稲作農家が多いここ今井町ではしっかり受け継がれています。賽の神は米等農作物の病害虫を駆除し五穀豊穣を祈願して行われるお祭りです。
 もともとは鳥海山や出羽三山の山伏修験の護摩の火祭りが民間に広まったものと言われています、雪の積もった田圃を回るのは子供たちの役割でした。
 
  農耕作業の儀礼的な行事ですから本来は雪の積もった田圃で行われてきたのですが、今井町もご他聞にもれず宅地化が進み田圃の周りに住宅が多くなってきた事 から火災の危険を避けるため、市や消防署の許可を得て町内にある今宮公園で開催されるようになりました、雪の無い「賽の神」は初めてです。
 まずは、作り方を知らない人のための「賽の神」の作り方講座。
  芯となる青竹を中心に固定します、葦を立掛けてそこに稲わらや豆柄を巻きつけるようにします、更によしや萱、稲藁、豆柄を2重、3重に積み揚げて縄で締め 付けながら三角錐状にします、所々に家庭から持ち込まれた注連縄や正月飾りを埋め込んでゆきます。最後に筵のように編んだ鳥羽と呼ばれる稲藁を巻きつけて 形を整えます。大小2個(親子)を注連縄でつなぎ完成です。

 手にはお餅やするめを吊るした釣り竿をもって子供たちも続々と集まります、豚汁も出来上がりました。
 賽の神点火前に小中学生対象のお楽しみゲーム大会が開催され、沢山のお菓子を手にした子供たちは大喜び、お神酒を手にした大人もニコニコ顔です。