Niigata Association of Radiological Technologists

お酒のイベント

6回目を迎える「にいがた酒の陣2009」

お酒の試飲販売の他いろいろなイベントあり
2009年3月14・15日
◆会場:新潟コンベンションセンター「朱鷺メッセ」

寒九の水くみ
美味しいお酒は美味しい水から...
20リットルの水を担いで、往復1時間の道を2~3往復するイベントです
今年は2009年1月13日


「寒九の水汲み」水汲み経験者談
山北 酔月 1999.3 post 新潟から福島に抜ける磐越西線の新潟から1時間ぐらいのところでしょうか、 「五泉」(ごせん)市があります。そこにある酒蔵では、地元の「菅名岳」(すが なだけ)と言う山の名前の地酒を作っています。その山はブナ林がきれいで、越後 名山の一つでもあります。 その山の中腹に「どっぱら清水」と言うコレまた越後銘水中の銘水がありまして、 とにかく五泉と言う名の示すごとく、飯豊山系のわき水の豊富な所です。
 杜氏達が、昔から寒に入って九日目に汲んだ清水で仕込んだ酒は格別な物が出来 るとホンの少量ほどですが、雪山に分け入って、どっぱら清水を汲んできて作って いたんだそうです。
 五泉市は以前は織物・ニットの街として栄えていたんですが、繊維産業の斜陽化 に伴って、市としても街の再起に懸命なんですが、7,8年前に、その地酒に着目し て、営林署も巻き込んで、最初は30人もいなかったそうですが、雪山を何度も往復 してようやく一樽も満たない仕込み水が確保でき、限定の酒を仕込み始めたんです。
 山好き酒好きの友人が、それを聞きつけて、3回目あたりから、毎年参加してい たんです。参加料は雪山の保険料だけ。水汲み後は、酒蔵の職員が、"寒い中、仕 込み水を汲んでいただいてありがとう"と近くの温泉宿(咲花温泉)で料理・酒・ 温泉付きで出迎えてくれます。 (もちろん出来上がった酒は後日、自分が金出して買うわけですが)
 以前からその話を聞いて、私も参加したいと思っていたのですが、やっと日程が 合って今年初参加だったわけです。
 3年前くらいから、参加する人が増えて、とうとう今年は、200人を越えたそうで す。このまま増加すると参加制限しないと、雪山の安全が確保できないと、営林署 の方が言っておりました。(しかも女性の方がどう見ても多かったナア、ウィーク デーに有休取って酒飲みに来る心臓持ってる男が少ないと言うことだ。) 昼飯は各自持参、我々は雪かき分けて、水汲みもそこそこにキムチ鍋にえびすビー ルに菊水で暖をとる。不謹慎極まりない連中です。
 売店の一つでも出せば、飛ぶように飲み物、食い物が売れるだろうに、只、水を 汲んでいただくだけと、まことに殊勝な酒蔵です。
 夕方からの宴の席には、朝挨拶した市長も出てくるし(日中は社長特製の甘酒は 出るし)もうローカルそのもの。 あれだけの参加費で、温泉に浸かって、もちろん酒は飲み放題の、食べきれないほ どの料理でした。飽食日本の縮図であります。 驚いたのが、宴たけなわの頃、さっき汲んだ清水を濾過したヤツが出てきて、杜氏 頭が、"皆様から汲んでいただいた水、一滴たりとも無駄にせず、うまい酒に仕込 みます。どうぞこの水の味、あじわって下さい"と挨拶です。 うまい水飲んで、うまい酒飲んで、コレは飲めますネエ。 宣伝費・交際費・街の税収等考えると、宴会費なんてキット充分もとが取れている んでしょうかネエ。
 それで届けてもらった原酒を飲んでまた吃驚、あのどっぱら清水の味がするんで すヨ。コレはやめられないワケです。  今度醸造用アルコール無しの、米と麹と水だけの美味しいヤツを探してみます。 マー最近はハイブリッドほど質が良くなると言いますが、simple is beautiful  もまた言えると思いますので、限りなく、水の味に近い酒、探しているのです。
 寒九「菅名岳」二本届けますので、新潟の酒、ご笑味頂ければ幸甚です。                                  酔々